初生衣神社 おんぞ祭り
毎年、4月の第二土曜日は「おんぞ祭り」が三ヶ日町の初生衣神社で行われます。
初生衣神社の祭神は「天棚機姫命」。七夕のお話に出てくる「彦星と織姫」の織姫が祭られています。
織姫は、その名の通り機織の神様=繊維産業の神様という事で、このお祭りには浜松の繊維業界の方々も多く参列いたします。
一応、繊維産業の末席に所属する僕です。昨年からこのお祭りに参加させていただいています。
このお祭りは、普通の氏子のお祭りと言うわけではなく(そのような意味もあるかと思いますが)、伊勢神宮に奉納する神様がお召しになる着物(神衣)が出来ました、それを伊勢に向かって送る出発式の意味があります。
なので地元の方々だけでなく、希望すれば他の地域の方々も参加できます。
お祭りは、まず浜名総社神明宮へ神衣を取りに行くことから始まります。
神衣を入れる長持ち(?)の前後に幟を持った参列者が連なり、歩いて浜名総社神明宮へ向かいます。
浜名総社神明宮へは徒歩5分。
幟をもって列に並んで歩いていくのは、なんともいえない気持ちです。いうなれば神様事をしているという”優越感”でしょうか。普通の人とちょっと違うぞ、みたいな感じです(←人間が小さい)
浜名総社神明宮で神衣をいただきます。
で、来たときと同じように初生衣神社へ戻ります。
祝詞を上げ、神衣を納めたら神事の始まり。
祝詞、玉串奉奠など、神様を敬い、神様に喜んでいただくための神事が続きます。
もちろん巫女の舞もあったりします。
舞が終わったら、また祝詞を上げて終了。
タイヤキや焼きソバなどの屋台は無く、神事が粛々と行われるお祭りです。
とても神聖なトコロで行われる身の引き締まるお祭りですが、最後の方はちょっと眠くなりました
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