手がっ、手がっ!

いっしぃ

2007年01月11日 14:38



 去年の年末に痛めた右手。
 親指が90度以上広がってしまったため、靭帯がのび一部剥離骨折。けど怪我をしたのが12/24と年末差し迫っていたため、しばらく様子見で年が明けたら再診ということでした。最初は指が動かないように固定していました。が、痛みが無くなるにつれて固定をとり、現在では何もしていません。


 年明けの再診ということで、医者に行ったのが昨日の事です。

「ええっ!指の固定を取っちゃったの!?」
「でも先生、痛くないですよ。ほらこんなに動きますし。」
「でも骨が折れているんだよ。ほら、ここ押すと痛いでしょ。」
「いえ、全然痛くないです。」
「じゃあ、これは?」
「いえ、そこも痛くないです。」

 頭を抱え込んでしまった先生。とりあえずレントゲンを、と言うことでレントゲン室へ。僕としても折れているのは知っているけど、その割りに痛くないのはどうして?と理由を知りたいので、先生の言うとおり指をあっちに伸ばしたり、こっちに縮めたり。

 出来上がってきた写真を見て、
「ほら、まだ折れているでしょ。」
「本当ですね。でも痛くないのは何故です。」
「わからない。いいですか。利き手の親指って一番大事な指なんだよ。しかもとても複雑で細かい構造をしているんだ。そこの靭帯が伸びきって骨まで剥がれている。教科書どおりなら絶対手術。今はいいかもしれないけど、指がずれてくる可能性もある。一度専門の先生に診てもらって。」
「しゅ、手術ですかぁ。でもなんか治ってきているんですよ。切って開けたらまた痛くなるじゃないですか。」
「もう、僕には判断付かないから。聖隷病院には”手”の専門の先生がいるから、見てもらって。でもね、専門分野で”手”があるくらい、複雑で重要な所だと思ってね。」
「えー。そんな所行ったら手術決定じゃないですか。・・・やっぱり駄目ですか?」
「専門の先生の話を良く聞いてね。予約とっておくからね。」

 最近は、朝起きるたびに薄紙を剥すように痛みが取れ、日毎に力も入るようになってきました。だから無理なくバイクに乗れ、風呂に入れば洗面器でお湯をすくっていたのに、これからしばらくは右指が使えなくなるなんて・・・。


 しょんぼりしながら、今日の朝一で聖隷病院に行って来ました。予約のお陰であまり待たされずに診察を受ける事ができました。

「じゃあ、少し押さえますから痛かったら言ってください。」
「はい。」
「ここは?」
「痛くありません。」
「じゃあ、ここは?」
「痛くありません。」
「はい、いいです。手術の必要はありませんね。」
「へっ。」

 珍しい事らしいのですが、骨は剥がれているのですが靭帯のバランスが良いため、このままでも良いとの事です。靭帯が伸びている+剥離骨折=指がぐらぐらする、が普通ですが、僕の場合普通の指並にしっかりしているから、手術の必要がないと言われました。

 もう、心の底からほっとしました。

 但し、同じところをまた広げると、今度は手術の可能性が高いという事です。しばらく空手はおあずけかな・・・

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