鉄コン筋クリート
以前見た「ピンポン」を見たとき、原作者:松本大洋の最高傑作は「鉄コン筋クリート」である、とパンフレットに書いてありました。「ピンポン」、「鉄コン筋クリート」共に原作は、漫画です。漫画ですが、手にとると気楽に読める雰囲気ではなく、結局読む事はありませんでした。
が、その「鉄コン筋クリート」の映画が公開されている事を知り、早速豊橋まで行ってきました。なぜ、浜松では、上映しないのでしょうか?最近の浜松で上映される映画は、話題作のみになってしまいました。
主人公は、二人の子供。場所はアジアの下町のような、架空の町「宝町」。で、全編通して暴力だらけ。子供とアニメを使った任侠映画。主人公の子供が、棒で殴る殴る殴る殴る。子供には見せられないなぁ。
主人公の「クロ」と「シロ」は、建物から建物へ、又は電車から、自動車の屋根から、まるで重さが無いかのように跳ぶ。スーパーマンのように飛ぶではなく、あくまでも跳ぶ。そのスピード感や浮遊感はとても気持ちが良いけど、結局は殴り殴られて終始してしてしまう。
見終わってぐったりと疲れた。
けっこう評判は良いと聞いているし、僕が見てもとても完成度が高く、非常に高いレベルの娯楽作品であることは認めます。うーん。後は好みの問題?それとも感性の問題?
鉄コン筋クリート
http://tekkon.net/site.html
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