三ヶ日町の平山地区にある伊雑皇神社は、以前から興味を持っていた神社です。
reboxさんの記事にて、やはり普通とは一味違う神社であることを知り、雨の落ちてきそうな中、訪れてみました。
主祭神は、「志摩国王、磯宮御日神」ですが、これって誰?
wikipediaにて調べてみると、伊雑宮とは「三重県志摩市磯部町上之郷にある神社である。いぞうぐうと呼ばれることも多く、ほかに磯部の宮、磯部の大神宮さんと呼ばれることもある。三重県度会郡大紀町にある瀧原宮と伊雑宮は、内宮から遠く離れた場所で天照大神の魂を祀ることから天照大神の遙宮(とおのみや)と呼ばれる。」
なるほど、天照大神なんだ。
で、神社の縁起に書いてあった意味も良くわかります。
地元の長老が夢で宣託を受け建てたとも書いてあるが、その後に書かれている「村の色々な所に祭られていた神様を集めて、それを統括する意味で天照大神を祭った。」っという事なんでしょう。
さて、難しい話はこれで終わり。
中に入ってみましょう。
参道沿いに杉の木が並んでいます。若干細いのですが、神社などでよく見られる枝が波打つような杉です。これは、この神社がある種のパワースポットである証拠です(←嘘)
参道沿いには、弓道場もあります。
結構新しく、明るい雰囲気です。
木立が深くなり、なんとなく違う世界に迷い込んだ雰囲気が漂うと、本殿が見えてきます。
本殿周辺は木立が切れ、それまでの参道の暗さが嘘のよう。
まずは本殿にお参りをします。
「申し訳ないのですが、写真を少し撮らせてください・・・・・」
実は、神社の写真を撮るときは、必ずお断りを入れるようにしています。
家内安全、商売繁盛はその次にお願い。だからでしょうか。最近あまり良いことが無いのは。
この神社を特徴付けているのは、本殿の脇にある滝です。
滝の横には、ひさしのように出っ張った岩があり、その中には「不動明王」が祀られています。神社の境内に、仏様がいらっしゃるのも不思議な話ですが、滝に打たれて修行することもできるというので、これは神社とは別に考えた方が良いのかもしれません。
もう一つ面白いと思ったのは、手水が滝の下流の川であることです。
良く見ると、川の中にまで石段が続いているので、水垢離とか出来るのかもしれません。このようなものは伊勢神宮以来、初めてみました。
滝、水垢離、と普通の神社とは、一味違う伊雑皇神社。
こんな神社が、こんな近場にあるなんて驚きです。
おまけ
大福寺の方に抜けて帰ったのですが、前から気になっていた時計の写真です。
野良時計とでも言えば良いのでしょうか。
これも、他所では見られない物です。