三谷祭

いっしぃ

2011年10月30日 19:03

 何気に通りかかった蒲郡の街中。
 提灯が出ているけど何だろうと思っていたら、いきなり目の前に現れたのは金色に輝く豪華絢爛な山車でした









 細かい細工を施された欄干と金箔をふんだんに使った山車は、浜松近辺では見られません。
 夜の闇に浮かび上がる山車はどこか浮世離れしていて、目が釘付けになってしまいました。


 少し落ち着いて山車を眺めると、山車の前後に直角に取り付けられた丸太ん棒。

 「すみません、これは何の棒ですか?」
 「これは海に入るときに押すんだよ。」
 「????海に入る?この山車が?」
 「そうそう、この山車が海に入るんだよ。」

 ふと思い出しました。そういえばそんな祭りの話を聞いたような聞かなかったような・・・









 ニュースサイトから
「江戸時代前期の元禄9年(1696年)、八剣神社の祭神が若宮神社へ渡る神幸の儀を行ったのが始まりで、300年以上の伝統があるという。海岸の埋め立てに伴い、1960年を最後に海中渡御は姿を消したが、96年、温泉街前の浜に場所を移して復活した。」


 おお、これがそのお祭りなんだ。
 偶然の出会いにわくわくしてきました。









 山車のすぐ横には「八剣神社」。
 境内には夜店が立ち並び、人々が楽しそうに行き来しています。

 薄暗い蒲郡の街中に浮かびあがっているような華やかな祭りです。
 どこか現実離れしていて、夢を見ているようでした。

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