仕事中でしたが、どうにも気になって・・・

いっしぃ

2007年02月02日 22:45

 仕事中でしたが、どうにも遠州綿紬ネクタイが気になって、とうとう「ひろ屋」さんに寄り道してしまいました。




 こじんまりとしたお店でした。
 それに以前の仕事のとき、浴衣の裁断屋さんが近所にあって、毎日のように通っていた所でした。
 
 店内に入ると、女性の方が二人。商品もやわらかい雰囲気の、女性的な物ばかり。
 一方、僕はといえば作業着を着ていて、店の雰囲気に一番遠い格好です。
 でも、ここでひるんでいると遠州綿紬ネクタイが見れません。きっと場違いな人が入ってきたな、の目をしているのでしょうが、できるだけこっそりネクタイを探します。


 ああ、ありました。
 棚の一番上。しっかりとした存在感。遠州綿紬特有の素朴な、暖かみのある生地と柄。
「どうですか?今日から販売し始めたネクタイですよ。よかったら手にとって見てください。」
 いきなり声を掛けられ、少々ビックリ。ああ、よかった。白い目で見られていない。

 せっかくなので、手にとってじっくりと見せてもらいます。暖かみのある生地にもかかわらず、隙がありません。うん。これは良い品です。オリジナルのタグも決まってます。欲しいな、っと思いましたが、現在ネクタイの必要ない仕事です。せっかく買っても、箪笥の肥やしになってしまうなんてもったいない。

 遠州綿紬の生地は、小巾と呼ばれる約36cm巾の生地です。ですから、和装には丁度良いのですが、洋装を作るのには大変だと思います。それをこれだけ高いレベルで作る技術には、頭が下がります。


 ぜひ、今度は他の作品を期待します。
 せっかく浜松に住んでいるのですから、浜松特産品を身に付けたいですよね。
 うーん。でも小巾の生地だから、シャツとかは無理ですよね・・・・・・

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