REBOX
reboxさんが作られた「REBOX」を、ご好意により見学させていただきました。
「REBOX」とは、木で出来たユニットハウスです。
reboxさんが、自ら考え作り上げました。
このREBOXは作業場で組み立てられ、現地に据え置きできるユニットハウスです。しかも、細かいパネル構造になっているため、壁のパーツを変えることで様々な用途に適合します。さらにその壁のパーツは、設置後も変更可能。ミニ店舗を事務所に、というような事も簡単にできます。使い勝手によって、二棟三棟と連結も可能です。
REBOX=リユースボックスなのですが、使わなくなったら他の人へ売却もできます。移動は、屋根の四隅につけられたフックでもできますが、リフト用のつめを下に入れての移動もできます。大きさは、ロングの4tトラックでつめるくらい。他のプレハブや、コンテナハウス、トレーラーハウスと違い、長く使える事と使い回しが出来る事を、目的として作られています。
reboxさんは、元々伝統工法を得意とする大工さんです。(伝統工法は在来工法とは違います。)だから、使う木材はムクが基本。しかも葉枯らし材を使います。
「人口乾燥の木材は、油が抜けすぎてささくれ立ちます。自然乾燥の木材は、長く使えば使うほど油が出てきていい感じの艶が出て、丈夫になっていきます。」
「でもそれだと一本一本違う性格の材料になるので、大変じゃないですか。」
「それが面白いんです。」
そんなこだわりのreboxさんが作ったユニットハウス。中に入ると、木のいい香りが一杯詰まっています。畳の上に座り、木に囲まれた空間は、心が休まり居心地が良く、時間の経つのを忘れてしまいました。(スミマセン)
内装材も、杉のムク板。畳も、中がワラの本物です。
なぜ、こだわるか?
長く使うには本物じゃないともたない、という事だそうです。
最近の、物を簡単に使い捨てる風潮に対しての
reboxさんの答えの一つが、この「REBOX」と言う事です。
サッシは二重サッシを使用。(変更可)
中に入れていただき、色々と話しをしたのですが、想像以上の高い気密性がありました。この高い気密性のため、夜になっても結構暖かいそうです。
久しぶりに、本物の大工さんとお話しができました。
お仕事の最中にお邪魔をしたのですが、親切に色々と説明してくださったreboxさんに感謝感謝です。
家を建てる時、こんな方に建てて貰えば間違いはありません。
一押しです。
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