初日の出のしきたり
夜更かしした眠い目をこすりこすり、1月1日は恒例の初日の出に向かいます。恒例、というより年中行事と言ったほうが良いでしょう。毎年6時30分、まだ暗い中、表浜に向かって出発です。
浜には近隣の人がいっぱい。
年始の挨拶を交わしながら、まずは海を目指します。
地域ごとでの色々と解釈がある”若水”。僕の住む地域では、日が昇る前に波打ち際の砂をとります。当然波打ち際なので、水の滴る砂、ていうか水半分、砂半分。このため、履いているのは”長靴”。バケツにスコップが必需品だったりします。
(砂交じりの海水を若水とするのは、全国的にみても大変珍しいのです。)
以前は、町内会で大きな焚き火をして、甘酒や熱燗を振舞っていたのですが、自然保護の観点から表浜の焚き火は禁止されました。自然保護の理由も充分納得できるのですが、町の人々の絆がまた一つ薄くなったような気がして、少し寂しく感じます。
そうこうしているうちに、初日の出。
浜を後にして、まず向かうのは近所にある春日神社。
先ほど取ってきた砂を、鳥居、灯篭などに一つまみずつかけるのが、この辺りの風習です。
ここで、やっと温かい甘酒にありつけました。体にじんわり染み渡ります。
おっと、写真写真。ブロガーとしては、まだまだ未熟ですね。
神社へ初詣の後家に向かいますが、浜で取ってきた砂を家の周りに撒いてから、やっと家に入ります。僕はこの後会社に向かい、会社の周囲にも砂を撒いてきました。
これにて、終了。
毎年、何があっても続ける行事です。
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