奥山線を行く 「正楽寺駅跡」

いっしぃ

2009年04月29日 09:31

 県道320号線沿い。旧細江町と旧引佐町の境付近です。

 自転車で走っていて、目に飛び込んできたのは「軽便鉄道の駅」の文字。しかし看板がかかっているのは、どうみても手作りっぽいドライブイン。







 ちょうど開店準備をしてらした方にお話をお聞きしました。
 すると、ちょうどこの場所に軽便鉄道 奥山線の正楽寺駅があったとのコト。

 良かったら奥山線の資料が色々あるよ、見て行ったら?、の言葉に甘えて小屋の中へお邪魔しました。見せていただいた資料は、定番の製本されている奥山線の本だけでなく、たぶんお孫さん?学校の自由研究で調べた奥山線の跡を巡るもの。これは!こんなに詳しい資料は初めて見ました。



 

※上の線路は、奥山線の本物の線路だそうです。
 

 浜松駅から奥山まで、昔の写真と現在の写真を比較しています。しかも今では何所にあったか分からない駅跡まで、周囲の人に聞いてきちんと特定しています。これほどしっかりした、また詳しく跡をたどった資料は見たことがありません。食い入るように見てしまいました。



 ちょうど小腹も空いてきたことですし、今居るのは食べ物屋・・・・。
「すみません、五平餅ください!」







 こってりと味噌ダレがかかっていて、においから美味しそう。
 早速一口かぶりつくと、変わった食感。いえ、変ではなく逆に心地よい感じなのですが、普通の五平餅とは明らかに違います。







 食べ口を見てみると、赤米にエゴマが入っています。赤米のモチモチとした食感に、エゴマのプチプチ感。それをこってりとした味噌ダレがまとめていて、これは何ともいえない美味しさです。




 さて、腹も膨れました。
 目の前には県道320号線から左に切れ込む細い道。







 奥山駅まであと少しです。




関連記事