湊神明社 おんぞ祭り

いっしぃ

2012年05月12日 22:30

 4月の14日に三ヶ日町の初生衣神社のおんぞ祭りから始まった、今年の「おんぞ祭り」。
 このお祭りは、伊勢神宮へ天照大神が着る衣をお納めする為の出発式です。


 昔は三ヶ日町から陸路を通って豊橋まで運ばれてきた”おんぞ”が、この湊神明社の裏の港から船で伊勢神宮まで運ばれました。今回の湊神明社のおんぞ祭りは、出航のためのお祭りです。











 つづらに入った”おんぞ”を男の人二人で担ぎ、神明社に到着するところから、祭りは始まります。
 ”おんぞ”を本殿に納める前に、おんぞ踊りと呼ばれる踊りをおんぞを担いだ男の人が踊ります。踊りと言っても、その場で足踏みをしているみたい。



 おんぞ踊りが終り、おんぞが本殿に納められた後は、浴衣を着た女児が列をくんでおんぞ唄に合わせて踊ります。
 この女児の踊りが一番の盛り上がり。カメラを構えた親達が、子供の写真を撮るのに夢中になって子供達の後ろを付いていきます。











 昔は境内に入りきれないくらい参加する子供達がいたそうですが、昨今の少子化の影響からでしょうか、毎年参加している子供の数が少なくなっているみたい。
 昔の話を聞くにつれ、残念な気持ちになってしまいます。



 子供達の踊りが終わったら、子供も親も居なくなりますので、急に境内は静かになります。
 でも本来の神様事はこれからが本番。











 祝詞をあげ、玉串奉納。
 気持ちが引き締まる神事が執り行われました。



 この後、5/15に伊勢神宮へおんぞを奉納されます。
 今年は、平日ど真ん中・・・


 残念ですが、また機会を見つけて行ってみたいと思います。






 

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