懐山のおくない
ここ数年、正月は地方の民俗芸能を観に行くのが恒例となっています。
1月3日は、天竜区の懐山で行われる「おくない」を観に行ってきました。
懐山のおくないは、山間の小さな集落の懐山の「泰蔵院」にて行われるお祭りです。
20前後の舞が地元の方々によって舞われます。
この懐山のおくないは、「国指定重要無形民俗文化財」に指定されている、とても貴重な物です。
という堅いのはさておき、見ていてとても面白い。
昨年に引き続き、ついつい来てしまいます。
舞だけではなく、ちょっとしたコントのようなやり取りもあって観ていて飽きません。
この時期、近くの地域でひよんどり、おくないが行われます。
それらはきちんと進行が決まっていて、伝統芸能といった感じで見応えがあります。
が、この懐山のおくないの良さは、ある意味マイペース。
「おーい、次はなにやるんだっけかなぁ。」
「次のコレは誰が踊る?」
「ちょっと着替えるのに10分待ってよ」
このゆるさが何とも言えません。
踊っている人も、途中で酒飲んで足がふらついていたり、セリフを忘れたり。
そんな何とも言えない雰囲気が、お正月のお祭りの雰囲気になんとなく合っています。
最後に汁かけ飯をいただき、今年も無事に終了。
たっぷり笑わせていただきました。
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