将軍杉
旧天竜市の百里地区から、旧豊岡村に抜ける県道63号と283号線の分岐点に、全国レベルの杉の巨木が立っています。
静岡県の天然記念物にも指定されているこの杉の木は、「将軍杉」と名前が付いています。
「将軍杉」の将軍は、徳川家康や足利尊氏とかではなく、征夷大将軍坂上田村麻呂の事です。坂上田村麻呂と言えば、初めての征夷大将軍。平安時代の武士です。
その坂上田村麻呂が蝦夷地を征伐に向かう際、神社に戦勝祈願を掛けたのち食事をし、そのときに使った箸を地面にさしたら根が付き、それが将軍杉となったとの伝説があります。
この将軍杉は、神社の後ろに立っています。神社の名前は「武速神社」。”武”が付いていて、いかにも戦勝祈願をするにふさわしい神社です。
・将軍杉
樹高: 39m 目通り: 10.6m 樹齢: 1000年以上
幹の太さもかなりですが、高さも結構あります。
全体像を見るにはかなり離れなければいけません。
山間の小さな集落の小さな神社ですが、その集落のシンボルマークタワーのようにそびえたっています。
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