月瀬の大杉
長野県の南端。愛知県に近いところにある根羽村にある、長野県最大の杉の木です。
全国的にみても、その大きさは第六位。堂々とした風格の杉の巨木です。
幹周 : 13.8m 樹高 : 42m 樹齢 推定1800年
国道153号線に立つ看板に導かれ車を走らせると、すぐに目に飛び込んできます。
杉の根元には車を停めるスペースがあり、すぐ根元まで行く事できます。
近くに寄ってみると、とにかく大きい。大きすぎて目で追えません。
そしてその大きさに圧倒されて、どこか恐怖心みたいなものも感じます。
傍らにたつ看板に記載
「弘化元年(1844)、江戸城本丸が焼失、その復興用材として白羽の矢が立った。しかし月瀬神社の御神木でもあったこの大杉を、住民全員が結束して守ったということである。」
昔はこのクラスの杉の木が林立していたとの話もあります。
現在、この来は神様として祀られていますが、元々このあたり一帯は聖地のようなものだったかもしれません。
杉の巨木というと、中々足を踏み入れられず、またその全容を見ることが中々できませんが、こちらの木は簡単に全体を見ることができます。その点からも、大きいだけではないとても稀有な巨木といえるかもしれません。
これだけ大きいと、それだけで畏怖の念が沸き起こり、神様として祀られる対象となるのでしょう。
いずれにしても、地域の人々の想いの詰まった木であることは間違いありません。
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