龍秀院のイチョウ

いっしぃ

2012年01月17日 19:10

 有玉北町の宝玉山龍秀院は、開創大永元年(1521)の曹洞宗のお寺です。
 開創以来火災にあっていないという稀有なお寺であり、古文書も多数無傷で残っているそうです。

 境内に立つイチョウの大木は、「枝垂れイチョウ」の名の如く、枝が柳のように下に垂れ下がっています。










 境内の看板から
 「文化15年(1818年)当院十六世、大興東仙和尚(だいこうとうせんおしょう)が、京都・伏見稲荷大社から伏見稲荷ご分霊を当院へお迎えした記念に植樹したもの。樹齢約200年。」

 樹齢200年というと、まだ巨木・大木の部類に入らないかと思ったのですが、枝垂れた枝が作り出す樹の形はまさに大木の雰囲気を持ち合わせています。










 地面から数mのところまでは枝が無く、その上からまるで打ち上げ花火のように一斉に枝が広がっている様は、実際の木の形よりも大きく感じます。まして生垣の上から顔を覗かせているような枝振りが、さらに迫力を増しています。

 実をいうと、このイチョウの木、以前から気になっていた木でもあります。お寺の前を車で通るたびに、いつもこのイチョウの木が目に入っていました。今回ようやく対面です。









 こちらのお寺のご本尊は、千手観音とのこと。この観音様は良縁観音とも呼ばれ、地域では評判の観音様だそうです。
 うーん、後から知りました。また山門は「開運門」との札が掲げられていました。

 きっと”パワースポット”的なお寺なのでしょう。



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