2009年04月03日

釣りキチ三平

 多少ですが釣りを楽しむ僕にとって、大好きな漫画の一つが「釣りキチ三平」です。

 どうしても大物釣りのイメージが強い「釣りキチ三平」なのですが、その魅力は漫画ならではの大物釣りではなく、きちんとした釣りのテクニック、故郷の風景とでもいうべき日本の農村風景、しっかりとした人物像にあると思っています。実際魚を釣ったことのある人間にとって、漫画の中の三平君の魚とのやり取りは、自分の経験とオーバーラップします。それだけしっかりした漫画だから、何十年も読み続けられてきたのでしょう。



 また、連載が始まった当初から、釣りを通して自然破壊への警鐘を鳴らし続けてきたことも、今かんがみると驚きです。昭和40年代から、日本の行く先を憂いていたなんで、矢口高雄は本当に日本の自然が好きなんでしょう。また、本当に釣りが好きなんでしょう。



 さて、映画です。



釣りキチ三平




 最後の大イワナを、フライホイールをキャスティングのようにして釣り上げるのを見て、

 醒めました。


 



タグ :映画釣り

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Posted by いっしぃ at 22:58│Comments(2)映画
この記事へのコメント
タイトルと表紙の迫力ある絵しか知らなかったけれど
ストーリーに深い意味があるんですね。

映画の三平役の少年、いつまでも子役のイメージが・・・
いつの間にか大きくなっていてびっくりしました。
Posted by りすの森りすの森 at 2009年04月04日 12:03
TO:りすの森さん
そうそう、表紙の絵が毎回迫力抜群だったですね。
思い切った構図も、釣りキチ三平の魅力です。

三平役の少年、初めて見ましたが中々名優でした。
けど、釣りはしていませんでした・・・・
Posted by いっしぃ at 2009年04月04日 21:04
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    コメント(2)