右斜め　45度

料理研究家、作家の辰巳芳子さんの一年を追ったドキュメンタリーです。

題名の「天のしずく」とは、おつゆ、スープのことを指します。
赤ちゃんから老人まで、全ての人が口にでき、美味しく、体に栄養を補充させられる唯一の料理が、このおつゆ、スープに当ります。

このおつゆ、スープを作るには、食べる人に向けての愛情が欠かせません。








人を作るのは食べ物です。
食べ物を作るのは人です。

「愛とは人の中に在るものではなく、人と人の間に在るもの」


お金儲けのためだけに作られた物ではなく、食べる人のことを思って作られた物を食べなければ幸せにはなれない、この映画からそんな事を教えてもらった気がします。