2012年05月09日

豊橋公園のイスノキ

 イスノキとは、”椅子の木”ではなく”柞の木”とのこと。

 暖地に自生するマンサク科の常緑高木で、関東以西、四国、九州、琉球列島に多く見られます。木材としては、硬い部類に入り体育館の床材やソロバンの枠の材料に使われてきました。

 葉にしばしば虫こぶがつくので他の樹木と見分けが付きやすいそうです。



 なかなか興味深い樹木ですが、正直あまり馴染みがありませんでした。




豊橋公園のイスノキ





 豊橋公園内にあるこのイスノキは、再現された吉田城のすぐ脇に立ち、とても目立つ樹木でもあります。

  幹周 : 3.6m   高さ : 15.8m    推定樹齢 : 300年以上

 看板より
「本市のイスノキの中ではもっとも大きい。根張りが素晴らしい。葉や枝には虫こぶができやすい。 別名ヒョンノキ。」




豊橋公園のイスノキ





 このイスノキ。何といっても目を引くのは、その”根”の張り具合です。
 根上がり〇〇というまではいきませんが、周囲の土が落とされて血管のように張り巡らされた根が顕わになっています。

 一見すると不気味にも見えるこの根。幹の太さとも相まって、独特の姿をつくりだしています。



豊橋公園のイスノキ



 城跡の土塁の上に立つこのイスノキです。
 樹齢30年以上ということは、江戸時代中期から立ち続けていることになります。

 単なる大木というだけでなく、歴史を見続けてきた由緒ある木でもあります。




「とよはしの巨木・名木 100選」
http://www.city.toyohashi.aichi.jp/kouen/100sen/100sen_main.html





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