2008年04月13日

薄墨桜

 前日までは天気が心配で中々踏ん切りがつかなかったのですが、朝目が覚めたら頭の中が「行こう、行こう。」となってましたので、即準備して出発。東名から東海環状線に乗り、”美濃IC”で降りたら後はひたすら西へ。


 何故か1年おきに通ってしまう「薄墨桜」です。そんなこんなで今回で4回目になりました。
 高速道路を1時間半。下道(山道)を40分、とちょうど良いツーリングコースでもあるので毎年通ってもと思うのですが、桜はいっせいに咲くもので、去年は薄墨桜に行ったから今年は違う桜にしようか、なんてふらふらしているのが1年おきの理由だったりします。




 美濃ICを降りてから国道418号線を走るのですが、薄墨桜に着く前に寄り道するのが恒例になっています。


 最初の寄り道。「八月堂の八王子杉」。



八王子杉



 周囲6.5m。高さ35m。山間の八月集落にあるのでついつい見落としがちなのですが、綺麗に掃除された境内の片隅にどうどうと立っている姿は、集落の住民と一緒に暮らしているようで、ついつい頬が緩んでしまいます。よそ者が足を止めることは少ないようで、隣の家の柴犬が不思議そうな顔をして、写真を撮っている僕を見ていました。





 次の寄り道。「乳児の森公園のおなみ桜」。



乳児の森公園のおなみ桜


 
 桜の古木というと横に広がることが多いのですが、この桜はまるで杉の木のように縦に伸びています。「薄墨桜」の姉妹桜と言われており、由緒正しい桜なのですが足を止める人は殆どいません。だから独り占めで桜見物。休日の昼間にも関わらず、とても贅沢な花見です。





 寄り道したり、山道を楽しんだりしましたが、薄墨桜に近づくにつれ車が多くなってきます。さらに駐車場の手前では、長い長い渋滞。ところがバイクならではの優遇措置です。車の横を通していただき、桜のすぐ下の駐車場に入れてもらいました。



薄墨桜



 駐車場から桜までは、徒歩5分。毎年思うのですが、薄墨桜はバイクにかぎります。





 坂を上がり、売店を抜けたら、正面にどーん。


薄墨桜



 満開を過ぎています。

 ですが、薄墨桜の名前の由来=散る間際に花びらが墨を引いたような色に染まる、ですから絶妙の時期と言えるでしょう。


 樹齢1500年。岩のような樹皮に歴史を感じます。淡い桜色の花びらは、見る角度で水墨画の霞のように見え、伝説の桃源郷とはこのような景色かと想像したりします。



薄墨桜



 観光バスが何台も着くような有名な桜です。うっとりと想像の世界に居られたのは、ごく僅かでした。



薄墨桜



 お土産は、さくらウイロウ。730円で買った後、三軒隣で500円で売っているのを発見。

 ううううう、じたばたしそう。




タグ :岐阜

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この記事へのコメント
この薄墨桜、立派です。
一度枯れかかったことがあると聞きました。
その時の樹医さんたちが、この薄墨桜の根っこに、若い桜の根を何箇所も継ぎ足したところ、枯れかかっていた桜が元気になり、今のような立派な枝の茂る巨木にまで成長したことなど。。。。
樹齢1500年、、、本当にすごいです。。。
Posted by すずらん藤田 at 2008年04月13日 18:43
オレもたまにはバイクでぱあ〜っといきたいな〜〜
(遠い目)

近場でいから今度どっかいきませう!
by ペーパーライダー気味男
Posted by pontaro at 2008年04月14日 11:35
TO:すずらん藤田さん
そうです、そうです。昭和24年に若い山桜の根を238本接いだそうです。
地元の人々と、共に生きているようです。

この桜が咲いている間は、お祭りみたいな華やいだ空気なのです。
その感じが、また何とも言えず好きなんです。
Posted by いっしぃ at 2008年04月14日 21:54
TO: pontaroさん
オススメのコースが沢山ありますが、
その前に、奥さんの許可をいただかないと・・・・。

ぜひ、今度は一緒に走りましょう。
Posted by いっしぃ at 2008年04月14日 21:56
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    コメント(4)