2010年04月15日
街中の一本桜
昔から、どうも桜はきれいと感じなくて・・・
で、最近気がついたこと。
桜の名所=桜の木が何本も固まっていて、ピンクの塊に見える。どうもこれが気に入らないらしいのです。木々というより、風景の一部に見えるのが、個人的にピンとこないようです。

で、最近気がついたこと。
桜の名所=桜の木が何本も固まっていて、ピンクの塊に見える。どうもこれが気に入らないらしいのです。木々というより、風景の一部に見えるのが、個人的にピンとこないようです。

ところで桜の木って、とても不恰好だと思います。
すらーっと天に向かって伸びるのではなく、ずんぐりむっくり。あっちから出た枝がこっちに回り込み、こっちに瘤。あっちに穴。
でもそんな不恰好な木に、不釣合いなほど可憐な花が咲く・・・。花を咲かすために全ての力を注ぎ込んでいるようだ、と感じた時、初めて「桜って、きれいだなぁ。」と感じました。

きれいだと感じながらも、でもまだ桜の塊は苦手。
それよりも街の片隅で、一本だけひっそりと花を咲かせている桜に、心惹かれます。
改めて、そんな桜の木を巡ってきました。

花見をする人も無く、ただアスファルトの片隅で頑張って花を咲かせている。
無機質な人の営みに逆らうように、自然の艶やかさを誇るような。
でもまぁ、そんなに詩的に感じることもないくらい、当たり前に咲いているのが良かったりします。

桜の木を撮っていると、大分ものめずらしげな視線に晒されました。
ですが、この風景が観られるのはこの時だけ。
来年は、もっとたくさんの桜の木を廻ってみたいと思います。
Posted by いっしぃ at 22:46│Comments(0)
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