2013年05月11日

許禰神社のクスノキ

 旧東海道沿いにある”許禰神社”(きねじんじゃ)。
 元々「木原権現社」(きねはらごんげんしゃ)と呼ばれ、古代末期に創建された歴史の古い神社です。

 またこの神社の周辺は、木原畷(きはらなわて)と呼ばれる戦国時代の古戦場でもあります。
 川家康が信玄に敗北した三方ヶ原の戦いの前哨戦がこの地で行われました。

 境内には家康の腰掛石があり、色々な意味で歴史のある神社です。




許禰神社のクスノキ




 楠があるのは、鳥居を潜ってすぐ。
 
 根元の巨大な瘤が目に止まります。
 この瘤、よくよく見るとところどころ朽ちており、穴が空いて向こう側が見えたりもします。




許禰神社のクスノキ




 幹周 : 7.40m    樹高 : 15m

 数値にするとそれほど大きな木と見えませんが、実物にはもっと迫力があります。
 やはり異形の木だからでしょうか。

 この楠はご神木なのですが、境内の看板を見てもこの楠の由来は見当たりません。




許禰神社のクスノキ




 神社の周囲は堀のように小川が流れており、境内には大きな池もあります。
 網を持った子供達が走り回っていましたが、やはり子供にとって格好の遊び場なのでしょう。

 訪れた日は、生憎の曇り空。
 古戦場との表記もあり少々重たい雰囲気でしたが、子供達の笑い声が空気を明るく開いてくれた気がしました。




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Posted by いっしぃ at 21:02│Comments(0)巨木
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